今日の朝刊に、滋賀県大津市の保護司が保護観察中の対象者に殺害されたという記事が掲載されていた。とても驚き、残念な思いで一杯になったと共に、この保護司の方に哀悼の意を表したいと思います。実は私も保護司の任命を受けて、約20年が経過しようとしています。保護司とは、法務省管轄の非常勤の国家公務員として、無償で罪を犯した人の再犯防止や、日頃から防犯関係の啓発活動に従事しているボランティア組織です。(事例によっては実費支給はありますが)私もこれまで数件の保護観察担当の経験があるのですが、今回のように対象者からの逆恨みを感じるような事はあまりありませんでした。しかしながら、一歩間違えたならという思いをした事はゼロではありません。立場上、建前的な対応も出来れば、本音で話し合う事も出来るのですが、私は性格上後者の方であると認識しています。そのため、今回の事件はとてもショックで、同じ保護司仲間にも少なからず、動揺を与えるものだと考えます。

 今月末には、地元で『社会を明るくする運動』や街頭キャンペーンも予定されています。我々の活動を今一度見直し、そして見直されるきっかけになる事と思います。何よりも平和で、安心安全な社会の構築を願っています。