元旦の夕方、北陸地方で最大震度7の地震と津波が発生した。2011年3月11日を思い出すような惨事であった。定点カメラの最初の地震では画面がかなり揺れ、建物も揺れていたものの、次の地震ではそれ以上に揺れ、画面に映る建物も倒壊の為かあちらこちらで土煙が上がっていた。NHKの女性アナウンサーの声も必死の叫び声に変わり、津波警報が出た為一早い避難を呼びかけていた。日没も近くなり、辺りの様子は鮮明には映っていないものの、津波や火災の様子が画面越しに確認出来た。大変なことが起きたと思うと同時に、東日本大震災の記憶が蘇ってきた。当地でも津波注意報が発令されたため、元旦ではあるものの何があるかわからないと思い、おせち料理は口にしたものの、アルコール類は控えることにした。その日は夜中までテレビで情報を得ながら、なかなか寝付くことが出来なかった。夜が明け詳しく状況がわかるとともに、悲惨な光景が目に入ってきた。建物、道路に大きな被害が及んでいるとともに、死者や怪我人も多数発表され、行方不明者も多数出ているとのことでとても心配される。遅ればせながら、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。又、火災もあちらこちらで発生し、特に輪島の朝市会場付近では200棟の被害が出たとのことで、改めてお見舞い申し上げます。これからのI日も早い復興を願うとともに、私達も積極的に支援していきたいと思っています。

 元旦早々大惨事に見舞われ、その状況が気になりずっとテレビを見ていたところ、今度は2日の夕方には羽田空港での飛行機の火災の様子が映し出された。滑走路でJALの飛行機と海上保安部の飛行機との衝突による火災で、海上保安部の職員5名の死亡が発表された。心よりお悔やみ申し上げます。恐らく何らかのヒューマンエラーが生じたのであろうが、海上保安部の飛行機は前日の地震があった能登地方に災害支援に向かう予定だったとのことで、もし地震が起きていなければこの事故も起こっていなかったのかと思うと、とても残念でなりません。

 私自身も、昨年末からバタバタすることが続きましたが、この安穏とした日常が当たり前のように感じているものの、本当は当たり前のことが一瞬にして当たり前ではなくなるこの現実を直視することも必要かもしれません。改めて生かされる日々に感謝、感謝です。