例年であれば、GW前に盆提灯の展示を行っていますが、今年は新型コロナ等の影響もあってなかなか展示が出来ていませんでしたが、今日から準備に入りました。組み立てを行いながら感じたのは、提灯も時代の流れなのか従来より小型化の傾向もあれば、デザイン性・組立に関しても進化したのかなと感じています。仏間自体が存在しなかったり小型化により、盆提灯も必然的に変化するのは当然のことかも知れません。ある新盆のお宅に盆提灯を10対以上納品・組立・飾りつけをさせていただいた時代が、今では夢のようです。(仏間・仏壇・そのお宅のお付き合いの広さによるものでもありますが)大きさ・デザイン・数量の変化はあるものの、やはり盆提灯が全くないお盆も寂しいものです。我が家では、6年前・5年前と連続で初盆を迎えましたが、その時の盆提灯は今でも毎年飾っています。お盆前の夜に一人で盆提灯を静かに組み立てている時は、不思議と心が安らぐように思えます。勿論仏間で組み立てますが、そこにある故人の遺影や位牌を目にする時、改めて昔の記憶が蘇る気がします。                     今年が新盆の方も、そうでない方も盆提灯があれば一度試されては如何でしょうか?

 話はガラッと変わってしまいますが、先日TVでイングランドラグビー監督のエディージョーンズ氏(前日本監督)がインタビューに答えている場面に接しました。                     余談ですが、ラグビー好きの私に取ってこの監督は特別の存在です。今まで弱小のJAPANチームを、前回のワールドカップでは決勝トーナメントにあと一歩の所まで引き上げていきました。特にあの南アフリカ戦の記憶は鮮明に残っています。当日深夜、何となく目が覚めてテレビのスウィッチを入れました。恐らく大差で負けているのかと思いきや、僅差の大接戦でした。3点ビハインドの手に汗を握る攻防戦の末、相手の反則を誘いチャンスを得て、PGでの同点を狙わずトライでの逆転を狙いました。一進一退の末、とうとう左隅に飛び込みトライをゲットした瞬間には無意識のうちに雄叫びとガッツポーズをしていました。(それから鳥肌も)その時の経験が今回のベスト8に繋がったことでしょう。(又、イングランドの優勝を予想していたのですが)                                        脱線し過ぎましたが、その時のインタビューの内容は「新型コロナウィルス」に関してでした。親日家でもあり(奥様は日本人だったと思います)日本にある程度精通した監督は「日本人は規律正しく、正しいと思うことに従順で思いやりや共感を持ち合わせている。その根底には侍魂が存在する。」そして「今の厳しい現実を伝えると共に、これからの明るい希望も伝えていかなければならない。」との言葉は私の胸にとても響きました。日本人以上に日本の心を理解出来るすごい人だなあと、改めて感服すると共に何となく勇気をもらえたように思いました。 ー やっぱりこの監督はすごい ー