今日、修復したお仏壇の納品がありました。お宅をリフォームされる期間中にお預かりしての修復だったのですが、その時の仏間が狭く引き取りの時にはギリギリの状態で出したので、今度はもう少し仏間の広さに余裕を持ってもらえるようにと、事前に大工さんとの打ち合わせ時にこちらの希望を伝えていました。時々気になっていたので、現場には何度か足を運んではいたのですが、仏間に入るまでの間口がギリギリなのに気付きこちらで出来る対応を検討していました。そして、今日の日を迎えたわけですが、先ず入り口の扉を外し玄関に厚めの当て布団を敷き、一旦入れて置いて、後はその布団を滑らす要領で御仏壇を仏間まで運びました。三つの間を通って行ったのですが、その間口との余裕が2センチある無しの所を慎重に緊張感を維持しながら運びました。納まった瞬間はホッと一息つき、額にはこの冬場にも関わらずうっすらと汗をかいていました。

 お客様には見違えるようにきれいになったととても喜んでいただき、我々も安心しました。我々仏壇屋は仏間のサイズはいつも気にかけていますが、そこまでの間の間口に関してはあまり気にかけないことが多かったように思います。今回の教訓として、「仏間まで納める導線に関しても必ずチェックすること」今後肝に銘じます。   ありがとうございました。