一昨日、福岡県八女市近郊の木地職人さんの元へ、修復仏壇の木地直しを持って行きました。虫食いや木地破損等がある場合、木地直しをして下地・塗・金箔押しを行います。八女市は仏壇においては経産省の伝統的工芸品の指定を受けているのですが、最近の金仏壇離れで職人さんも仕事が減少し、又後継者問題等で廃業される方が増えているそうです。それは全国的にもその傾向があり、この業界の将来を危惧しています。伝統を守るとは、昔ながらのやり方を守りながらも、時代の変化に柔軟に対応しながら進化することこそ伝統の継承であるという人もあります。本当に悩ましい問題です。

 その帰り、知り合いの仏壇屋さんに寄り、奥様共々久しくお話をさせていただきました。色々なことにチャレンジされている姿を拝見すると、こちらもパワーを貰った感じで有難い気持ちで一杯でした。又頑張ろう!